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和手ぬぐい

和手ぬぐい

「忍野八海絵図と和歌(おしのはっかいえずとわか)」

「忍野八海絵図と和歌(おしのはっかいえずとわか)」

「忍野八海絵図と和歌(おしのはっかいえずとわか)」

商品番号:0001
販売価格2200円(税込)
商品説明

忍野八海は富士山信仰と結びついた信仰の池です。一般的に八大竜王は総称として祀られてることが多いのですが、忍野八海は法華経という仏教の経典に出てくる竜王様が池ごとに祀られています。
富士講が盛んな時代、和歌はそれぞれの池で、お経お唱えするように詠まれたようです。和歌の意味が理解できますと、長閑な景色と富士山・・時代を超えた悠久の時を感じていただけいると思います。

この手ぬぐいの原本は版木の版図をデータ化しております。江戸時代後期の現代でいう、観光案内図です。

文字数の関係で5番湧池からの説明は、富士山牛王の商品紹介でご紹介しております。

※京都の老舗和手ぬぐい専門店、『永樂屋』様とのコラボ手ぬぐいです。

※送料は別途かかります。

八大竜王と和歌の解説
第一番 出口池 祭神 難蛇竜王(ナンダりゅうおう)
「難蛇」とはサンスクリット語で「歓喜」を意味します。
常に国を守り、適切な時節に雨をもたらし 百姓を歓喜させる竜王です。
あめつちの ひらけるときに うごきなき みやまのみずの 出口とふとし
[歌意] 天地開闢の昔から、変わることなく 富士の御山の霊水が滾々と湧き出ている。この出口池の、何と尊いことよ。
 
第二番 お釜池 祭神 跋難蛇竜王(ウパナンダりゅうおう)
[跋難蛇」とは「善歓喜」を意味します。
難蛇竜王とともに国を守り、百姓を喜ばせる竜王。
また変じて人間となり、仏の説法を説きます。
ふじの根の ふもとの原に はきいづる 水はこの世の おかまなりけり
[歌意]霊山富士の麓に滾々と湧き出ている池の霊水は、此の世の罪や穢れを洗い清めて蒸発させてしまうという、まるでお釜のようであることよ。
 
第三番 底抜池 祭神 娑伽羅竜王(シャガラりゅうおう)
[娑伽羅」とは[海]を意味します。
古来、「雨請い」の本尊として人々の信仰を集めてきました。
「裟伽羅」の字を当てている書物もありますが「娑伽羅」が正しい字です。
くむからに つみはきへなん 御ほとけの ちかひぞふかき そこぬけの池
[歌意]手に掬うやいなや、必ず此の世での罪が消えてしまうと、御仏が確かにお誓いなさっている霊水池は、この底抜けの池である。
 
第四番 銚子池 祭神 和脩吉竜王(バースキりゅうおう)
「和脩吉」とは「寶」、または「九頭」を意味します。この竜王は九つの頭を持ち、妙高(須弥山)を守り、小悪をなす細竜を食して、人々の災難を除くと言われています。
くめはこそ 銚子の池の さはぐらん もとより水に なみのある川
[歌意]この銚子の池水を汲もうとすると、水面がざわめく。もとより(この池にまつわる悲話の花嫁の)ふるえ悲しむ心をあらわすかのように、さざ波を立てて流れる川のようだ。
アーティフィシャルフラワー
と和雑貨 結子
〒401-0511
山梨県南都留郡忍野村忍草37
TEL.0555-84-4107

 
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