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心だより

2020年6月

夢の中で・・

2020-06-10
 私の母方の祖母は母が高校生の時に他界していますので全く分からない存在ですが、父方の祖母は、私が小学校5年生まで生きていてくれたので何となく記憶の片隅にいてくれます。不思議なことは、結婚する前に私が嫁としてふさわしいのかどうかを、まだ当時健在だった義父に夢の中で話をしていたのは祖母でした。
 
 私の特技の一つは、夢を覚えていることです。起きる寸前にあまりにもはっきりとした夢を見るので、頭の中に残像が残りすっきり起きられないのは、小学校高学年になってからずっと続いています。余談ですが、小学校時代に見た夢もまだ覚えているほどですから、インパクトのある夢をよく見るということのようです。
 
 数日前祖母が夢に現れました。大きな食卓で家族で食事をしています。私の名前を呼び「頑張っているね・・」と声をかけてくれました。それだけですから大した話ではありませんが、起きてその風景を思い出すとき、私にも孫がいますので、祖母の気持ちを考えたり・・孫の気持ちになってみたり・・夢から覚めたときの私は、孫としての気持ちが大きかったように思います。孫として、祖母に褒められた言葉に、心が温まりました。祖母の存在の大きさを夢を通して強く感じました。
 
 祖母と同居した期間は短かったのですが、祖母にとって私たち兄弟の存在はかけがえのないものだっただろうと感じます。ですから、忘れたころに現れて、励ましてくれるのだと思います。生きていれば、祖母孝行もできますが他界してしまうと何もしてあげられません。けれども、ある方が「思い出して話をしてあげるだけで供養になるんだよ・・」とおっしゃっていました。リマンバー・ミーという映画は、存在を忘れられてしまう寂しさを物語にしています。祖母を思い出すことは、私が幸せな気持ちにさせてもらいました。
 
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