心だより
2021年10月
人生の師匠
2021-10-03
私にとって人生の師匠は、嫁ぎ先の義父です。私と主人は再婚同士、また年の差夫婦でもあります。ですから、義父は嫁いだ時、80歳を過ぎていました。文化を大切に守っている姿勢が人としてカッコ良く感じました。夫との結婚に対して、あまり乗り気ではありませんでしたが、義父の生き方に感銘して結婚を決めました。
かなり、薬を飲んでいて健康といえませんでした。また、高齢だったので介護も覚悟していましたが、1年と一緒に暮らすことなく旅立たれました。教えていただかなければならないことがたくさんありましが、自分で見つけなさい・・と言うことだったのでしょうか。そういう運命だったのだと、20年以上の歳月が過ぎ感じることが多くあります。
今日は、義父の23回忌の法要をしました。長ったような短いような歳月が流れました。兄弟も年を重ね、孫が生まれ健やかに成長しています。コロナ禍ですから、近親者のみの参列でした。
家族が増え、日々生活に追われ義父に対する思いも薄れていることに少し申し訳なさを感じます。それなりに、私も頑張って生きてきました。ふと・・今の私を見て、どう思ってくれているのか・・お聞きしたいとそんなことを考えた日でした。