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心だより

2020年5月

伝統文化・・

2020-05-20
 今年、伝統文化親子教室事業が4年目に入りました。コロナウィル感染によって補助金はでないものと思っていました。申請書の受付は昨年11月でしたが、まさか数か月後に、世界中がコロナウィル感染の脅威にさらされているとは思っていませんので、昨年同様の事業計画を立てました。第一次審査が通りますと、再度事業計画を提出することになりますが、コロナウィル感染対策は必須です。どのような方法で教室を開催することが安全なのか・・必死に考えているところです。
 
 6月までに事業計画を見直さなければいけませんが、計画を実行するためには、様々な方にご協力いただかなくてはいけません。小・中学校も昨日から少人数制の登校が始まったばかりです。それぞれの立場によって様々な問題を抱えておられることを想像しますと、安易にご相談できません。
 
 私にとって生け花は、モノの見方を変える・・言い方を変えますと人生を変えるほど人生の価値観を変えた出会いでした。生け花との出会いは、伝統文化と関わりの深い家に嫁いだことによって、少しは心得がなければと思い始めました。日々の生活に追われながら、時にはお稽古を忘れてしまったことは数え切れません。そんな私をおおらかに見守ってくださった師匠との出会いが何よりも私の宝です。
 
 少し大げさに思われるかもしれませんが、簡単に言いますと、学校で勉強した歴史はどこか遠い存在に感じられて、心に響きませんでした。しかし、伝統文化の茶道や華道は、何となく心に沁みてくるものですから取得までに何年もかかりますが、日本の歴史を生身で感じることができます。その心に沁みていく感じは、知って得をした気持ちになりました。人によって感じ方の違いはあると思いますが、日本人が永い年月をかけて培ってきたの美学は自然とともにあることを感じると、人生がより深まっていくように思うのです。日本人としての誇りを持つことのできる文化ですが、伝承の危機にあります。一人でも花道の面白さ、歴史の深さを知ってもらえる機会を作ることが、私の務めであるように思っています。
 
 古の知恵を思うとき、こうして繋がってきた縁によって生かされていると思うと、辛いことや悲しいこともありますが、幸せに思えます。私は、生け花との縁に感謝しています。
アーティフィシャルフラワー
と和雑貨 結子
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