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生け花教室・体験

コロナウイルス感染予防対策に気を付けながら

 現在、コロナウイルス感染予防対策をしながら、お稽古を再開しました。お教室は、学生さんが来てくださっています。お稽古の風景をお届けしたいと思います。

お稽古の様子

令和4年度 伝統文化いけばな池坊忍野教室事業報告(教室1)

2022-06-03



 長く厳しいコロナ禍の自粛生活に、少しだけ光明が差してきました。昨年11月、令和4年度の伝統文化教室事業申請書を作成し提出したときは、教室開催についての不安がありました。けれども、募集をかけますと、昨年度よりも多くの応募を頂戴して嬉しく感じました。

 コロナ禍は現在進行中で、教室の人数制限がありますので、本年度は2教室開催とさせていただきました。申請の時に、2教室開催で募集をかけて応募がなければ大風呂敷を広げて恥ずかしい思いをするのではないかと思っていましたが、それなりに2教室に分かれて応募していただくことができて安堵しております。

 今日は、令和4年度教室1の第1回のお教室でした。第1回目は華道家元池坊で作成していただいているDVDをみていただき、簡単なレジメに目を通していただき、お花を生けるという手順です。

 昨年は、100均で購入したコップにオアシスを入れて、それを花器に使いお花を生けていただきました。しかし、コップの花器口は、広くありません。簡単に思えますが美しく生けることは難しいようですし、オアシスの難点ですが、一度茎を挿して抜くと穴が開いてしまします。その繰り返しによってオアシスが崩れてお花の茎が立たなくなるほどになりますと、見た目が美しくなくなってしまいます。今年は、アクリルの花器を購入し、最初から広口の花器に生けることを体験していただきました。

 始めて体験される人、4年連続で来てくださっている子供さん、それ相応に楽しみながらお花を生けることができたのではないかと思っています。

 人数が多かったこともあり、ご指導くださる先生にはご苦労をおかけしました。けれども、子供たちの楽しそうな笑顔と出来上がった作品を見ますと、疲れはどこかへ消えていくような気もします。

 今年、教室のテーマは「花のえがお」です。お花を生ける自分自身が楽しみながら、生けたお花を見る人が「えがお」になってくれるような作品作りを心掛けていきたいと思います。



令和2年度 第3回伝統文化親子教室

2020-09-05
 私は型にはめて物事を考えるのが苦手です。ある人は、自分勝手なのではないか・・という見方もできるかもしれませんが、自分の意思を通したい・・ということではありません。自分の性格ですが、なかなか他者と比較して自分がどのようなことに反応しているのかを冷静に考えてきました。
 
 ある時気付いたのですが、矛盾を感じると異様に反応するということが分かってきました。正義感が強いという言い方もできますが、青二才である・・という見方もできるかもしれません。そんな私が型にはまった花道をここまで真剣に向き合うことになるとは誰も想像できないと思います。
 
 矛盾について出した答えは、この世の中に矛盾はないはずはない・・という結論です。あちらを立てればこちらは立たない・・これも世の習いです。では、どうすべきか・・誰かを立てるのではなく、その時に必要と思われる選択を自分で決める・・ということです。自分で決めたら誰の答えではなく、自分の答えであり責任も自分になります。間違った答えを出してしまったなら反省もできます。その繰り返しによって何かが見えてくるように思えてきました。そのことに気付かせてくれたのは花道でした。
 
 植物の生育についてや、花の向き、葉の付き具合、茎の曲がり・・始めたころ私は一体何を見て生け花をしていたのだろうか・・と疑問に思うほど、何も見ていなかったことを思います。積み重ねてきた歳月によって、一つまた一つと、見ることのできなった植物の美しさを感じられるようになりました。そのことに気付いた時、花道にご縁いただけたことに感謝しました。
 
 伝統文化親子教室では、一般のお稽古とは違いますので長期ではなく短期に少しでも花道の魅力をお伝えしなければなりません。今年は嬉しいことですが、人数が多いこともあり、お一人お一人に丁寧な指導ができていないのではないかと思います。そこで、どうすれば、花や葉、茎を意識してみていただくことができるようになれるのか考えています。まだまだ未熟者なので、悩み苦しむことが何よりも私の成長につながっていると思います。
 
 今日も親子さんで素敵な作品を作ってくださっていました。池坊の極意は陰陽を知ることです。それは私が課題にしている矛盾と一緒です。けれども、陰陽・矛盾ともにどちらも存在しなければこの世は成り立たないのです。教室の様子をお伝えするつもりで書き始めたものが、小難しいお話になってしまいましたが、人生の極意である陰陽・矛盾について分かってくると、人生は深く、けれども空しいものです。だからこそ、潤いを求め、潤いを与える必要があるように感じます。
 
 そんなことを理屈で分からなくても、人は植物から生きる・・というエネルギーをもらっているようです。伝統文化親子教室での学びが少しでも参加してくださっている方の人生の潤いになってくれることを願って頑張ります。
 
 

令和2年度 第3回伝統文化親子教室

2020-08-29
 今年ご参加いただいている方は、お子さんの年齢の幅、親御さんもお父様がいてくださったりと、昨年も良い雰囲気でしたが、今年は昨年以上に活気溢れる教室になっています。
 
 お花代を考えなければ、様々な変わった花材を仕入れることもできますが、今年はお花も新型コロナウィルスの影響を受けているようで、ガーベラなどの花がないようです。そうしますと、金額を設定させていただきまして、その金額に見合ったお花を仕入れてくださっているのでしょうから、あれが良かった・・というようなことは言えません。
 
 今日の花材は、オミナエシ・リンドウ・ベビーハンズでした。オミナエシをどのように見ることができるのか・・が作品全体に影響します。けれども、皆さん3回目とは思えないほど、様々な見方をしてくださり、仕上げにベビーハンズを上手に使いこなして、世界に一つしかない作品を作ってくれました。
 
 生け終わった後、作品を並べ写真タイムがあり、それぞれの作品を拝見します。皆さん同じ花材ですから様々な捉え方をする作品を拝見することが、何よりの学びです。
 
 気忙しい日々を送っていますので、皆さんの作品が少しでもよくなる指導ができているのだろうか・・と思うことがあります。必死に思いを巡らせてお花と向き合っていますが、次のお教室の時には、今回より一つでも多くのことを皆様に伝えられるよう努力したいと思っています。
 
 

7月最後のお稽古・・

2020-07-26
 現在お生徒さんは中学1年生がお二人・・一人の子は、年長になった時から続けてくれているので、7年の歳月が経ちます。自分ではあまり気付いていないようですが、花や葉、茎など、植物の表情を見つけて生けられるようになってきました。見方というのは、癖もありますので、良い部分を褒めながら、時には別の角度から見るようにアドバイスします。歳月を積み重ねてくると、生けたお花をみるだけで、どなたが生けているのか分かるようになります。その方の世界観が植物を通して滲み出てくると聞きます。
 
 今日は生花新風体を生けていただこうと思っていました。花材はお花屋さんにお任せしたお花だったので、まず、花材を見てから花形を決めて。器を決めてもらいました。それぞれ自分の作品の大まかな形が頭に描かれていますから、それぞれ違った花器を選び集中して生け始めました。自分の判断で器を選び、この花材は自由花で生けると決める。言葉でいうのは簡単ですが、簡単なことではありません。
 
 あまり口数の多い子たちではありませんので、自分の思い描いた作品に仕上がったかどうかはわかりませんが、個々の性格を反映する作品に仕上がっています。
 
 4枚と5枚目の花は、私の作品です。昨日、親先生の所へお稽古に行きましたら、花材ははらんでした。葉を組み合わせて生けなくてはならず、様々な決まり事ありますので花材は重要です。しかし、決まり通りになる葉がありませんでした。そこで、持ち帰り、家にあるお花を組み合わせて自由花を生けることにしました。
 
 丸めたり、割いたり、自由花でしたらどのような使い方をしても良いのですが、はらんの大きな葉をそのまま生かして、涼しげに生けたいと思い、花器はガラスの水盤にしました。けれども、構想が中途半端なので作品も最後まで迷った作品になってしまいました。不完全燃焼のような時のほうが多いように思いますが、自由花は自分の心を表現できる花形と思っていますので、植物と向き合いその植物の持つエネルギーをうまく生かせる作品になった時には、とても清々しく感じることができます。今日は、うまくいきませんでしたが、とても楽しい時間でした。迷っいながら作品に向かった・・そんな日も良いのではと思い、はらんの方向を変えた作品の写真を載せてみました。
 
 

令和2年度 第2回伝統文化親子教室

2020-07-18
 日本の伝統文化は年月を重ねて初めて体得できるものだと思います。けれども、まず体験し、そのような文化があるということを知らなくては、積み上げることもできません。
 
 文化庁は、次代を担う子供たちに対して,地方公共団体や伝統文化,生活文化及び国民娯楽の指導者等が一体となって,地域ぐるみで民俗芸能,工芸技術,邦楽,日本舞踊,茶道,華道,食文化,囲碁,将棋などの伝統文化等を体験・習得できる機会を設けることにより,子供たちの体験機会を拡充し,併せて地域文化・地域人材の掘り起こすことを目的とした事業を展開しています。
 
 この事業に携わって今年4年目になりますが、幼稚園(年長)から中学2年生までの幅広い年齢、また男子も数名いますので、とてもバランスの取れたお教室になっています。
 
 お教室も広いお部屋を貸していただきましたので、密になる心配なく学べる環境に感謝です。教室運営は、個々の教室によって様々です。これはあくまでも私の主観で思うことですが、お花(植物)を好きな方は多いように思います。けれども、習う・・ということまでにならないのは、お月謝などの金銭的な面で折り合いがつかないという状況もあると思います。この事業で何よりも素晴らしいと感じますのは(花道限定)、花器やはさみ、剣山などを助成金で準備できること(花器やはさみ、剣山は貸し出し)また、参加者はお花代のみお支払いすれば体験できるという金銭的な手軽さによって間口が広がっていることです。
 
 お花代だけで体験できますので、親子で体験できます。親子で習う利点は想像以上にあります。どのようなことも体験して初めて何かを感じることができます。親子体験によって想像以上の利点は、花道の特徴ですが、同じお花、花器を使っても、住人十色植物を見る見方が全く違っていることに気づきます。親子だからと同じお花の見方ではないことに気づくことで、親は子供の成長を感じることができるようです。多くの気付きは、何よりの学びです。今日もたくさんの学びがありました。
 
 

わび・さび 日本の美意識に触れる生け花体験教室

花道と聞きますと、敷居の高いものと思われてしまいます。けれども、いけばなの歴史を紐解きますと生活に密着した心に潤いをもたらす日本独自の文化です。時代に対応した生け花をまず体験されはいかがでしょうか。
花器・花ばさみはお教室でお貸し出しいたします。お気軽にご相談ください。

教室のコース・課程

池坊教室

お月謝4000円~(税込)

気軽にお花を生けたい方

お花代1000円~+お稽古代金1000円(税別)

出張教室

1000円~ ※器込み(1人)(税別)

お気軽にお問合せください

教室概要

所在地
〒401-0511
電話番号
0555-84-4107
体験概要
花材料1000円+1000円(お稽古代金)程度(難しいことは全くありません)
時間
各コース役1時間~1時30分程度
・各コースとも曜日・時間等はお問合せください
・グループレッスン受付ます(1グループ5名程度)
 (会社のサークル・ママ友など)
・出張教室受け付けます
詳細につきましてはお気軽にお問合せください。
アーティフィシャルフラワー
と和雑貨 結子
〒401-0511
山梨県南都留郡忍野村忍草37
TEL.0555-84-4107

 
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