アーティフィシャルフラワーと和雑貨のお店『結子』 伝統文化と親もう

　温暖化の影響だと痛烈に感じるのは、セミです。昨年１度か２度アブラゼミが「ミンミンミン・・」と鳴いていました。忍野村でアブラゼミの鳴き声を聞くは初めてでした。まだ聞こえてこないのは、つくつくぼうしですが、その内聞こえてくるのかもしれません。

 

　今年は８月末になって数回、熱い日にアブラゼミが鳴いていました。けれども、夕方は気温が下がりますので、早い時期に秋の虫の音が聞こえ、ススキの穂がのびていました。日が落ちる時間も少しずつ早くなってきています。いよいよ、寂しく感じる秋がすぐそこまで来ています。

 

　四季を意識するようになったのは、忍野村に嫁いでからです。幼いころから、空を眺めるのは好きでしたから、流れる雲や雲の形、夜空に輝く星や月を見ることもありました。けれども、秋らしい雲・・とか、秋らしい月だな・・などと年を重ねたこともあるかもしれませんが、季節が廻り、変化する時間を意識するようになりました。

 

　切なさを感じたり、けれども、いつまでも若く元気でいることが幸せなことだとは思えません。植物と同じように、次世代に繋ぐ何かになることが生きる大きな目標の一つなのかもしれない・・と感じます。様々な災難が繰り返し起こっている昨今ですが、どれほど困難な状況でも、そうではなくても、また一つ季節が巡っていきます。