アーティフィシャルフラワーと和雑貨のお店『結子』 伝統文化と親もう

　叔母と同居するようになって約半月・・年老いた叔母を見るとき、寂しさが先立ちます。男勝りで、人一倍負けず嫌いで、努力家だった人です。自分の能力も分かっていたようですが、今は、老化に勝てないという現実を受け止めながら、受け止めきれず・・毎日その葛藤に苦しんでいるようです。

 

　一人気ままに生きる・・というと聞こえは良いかもしれませんが、本人にすれば日々緊張感をもって生きているようです。特に、外出するときはガスの確認、鍵の確認・・何度も何度も確認している様子を見た時、出かけるまでに確認作業の時間は何分くらいかかるのだろうと思います。

 

　同居する人が増えると、一人気ままにとは行きませんが、気づかぬうちに感じていたストレス（緊張感）からは解放されているように感じます。声をかける人、良い意味でも悪いことでも会話が生まれます。緊張感から解放される方がいいのか、それとも緊張感を持ったままの方が良いのか・・どちらが良いと言い切れませんが、人生の複雑な事情を考えなければ、孫とのたわいない会話は純粋に元気がでるように思います。

 

　けれども・・やはり・・忘れぽっくなっているように感じます。叔母の忘れる・・という状況を感じたとき、私は同居を決めました。まだ、身の回りのことができる間に・・

 

　コロナの影響は、ジワリジワリと得体の知れないものが忍び寄るようで、怖さを感じます。ジワリジワリ人々の生活が変化していくでしょう。私が叔母にしてあげられることは、楽しい思い出を作ってあげることだと思っています。性格が似ていることもあり、ぶつかることもありますが、それが良い感じのコミュニケーションになれるよう叔母の心の声を聴いてあげたいと思っています。

 

　仕事ができない不安もありますが、叔母とどれだけの時間を過ごすことができるのか分かりませんが、奇妙な生活をお伝えしていきたいと思います。