心だより
2021年 1月
不思議な気持ち
2021-09-19
コロナウィルス感染防止によって、地域の最大の行事ある秋祭りは祭儀のみ執り行われることになりました。昨年は前年のことを思い出しながら寂しく感じました。今年は、来年のことを考えますと不安な気持ちがこみ上げてきます。
毎年行われている秋祭りは、地域にとって様々な意味で意義深い行事の一つです。お神輿が出ますが、昼間ではなく夜担がれています。道路交通法が今ほど厳しくない頃は、お酒も浴びるほど飲んでいますので、暴れ神輿となって時には寄り道しながら御旅所に到着する時間が予定時間より遅くなることが当たり前だったようです。
嫁ぎ先が、このお祭りと深い関係にあることで、19日、20日は一年の中でも神経を使います。そのような行事が2年続けて行われないことで、来年、モチベーション維持ができるのか不安になります。来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、なんとなく心に引っ掛かることがあるのは普通なのだと自分で自分に言い聞かせています。
そんな不安な気持ちを多くの人が抱えて生活しているのだと思うと、コロナウィルスの脅威を痛いほど肌で感じます。つらい時だからこそ、半歩でも前に進むことが何かの答えになると信じて歩いていきたいと思います。明日も秋祭りの準備はありませんが、お赤飯を蒸かす予定です。一日も早くコロナウィルス感染が収束することを祈り、神様や仏様にお供えして頂戴したいと思います。