アーティフィシャルフラワーと和雑貨のお店『結子』 伝統文化と親もう

　若いころは、人間関係が円滑にいくことに囚われて、本質的なものを見落としていたように思います。自分の考えを押し殺して相手の考えを飲み込んで生きていたようです。そんな風に相手を気遣わなくても、縁ある人は縁が繋がって行くように思います。逆に、縁の薄い人は、少しずつ距離ができて疎遠になっていきます。

　最近、様々なところで多様性について議論されていますが、育った環境、価値観などは人それぞれ全く違って当然です。想像力を働かせてそれぞれの価値を認め合うことが大切です。けれども、やはり好みは違いますので、我慢してまで相手を受け入れるということも無理があるように思います。相手の価値を受け入れつつ、自分の価値も保持していく、人と人との関わりは難しいのだと感じます。人生の終わりは分からないので、若いとか年を重ねているとかそういうことでもなく、人との距離感をどのように保っていくのかということは永遠の課題だと思います。

　少し私という人間についてお話しますと、相手の考えを飲み込み生きる・・と言いましたが、平均からすると間違ったことを言われますと我慢できずに言い返すこともしばしば・・以前にもお話しましたSNSやHPによって良いイメージだけを与えるような文章ですと批判対象になってしまします。性格が強いからこそ人とぶつかり丸くなるのかもしれません。

　様々な意味で、人と人はじっくりゆっくりと縁を深める、育てていくことで無理ない関係が築かれていくように思います。