アーティフィシャルフラワーと和雑貨のお店『結子』 伝統文化と親もう

　時々、お花屋さんのお店番を頼まれています。接客の仕事が天職と感じていますので、とても楽しく店番をしています。田舎だからかもしれませんが、お祝いのお花より、法事でお寺さんにお持ちする仏束や、お墓詣りにお持ちする花などが多かったりします。

　今日は、閉店間際にやはり、法事でお寺にお供えする束花と、お墓用に作ってほしいという注文が入りました。最近やっとスパイラスができるようになりましたが、金額が多めでしたからお花の量がたくさんです。ご満足いただける花束を作ることができるか不安でした。白と緑と薄紫を中心にお花を選びました。とても、喜んでくださいました。

　お客様は、中年層のご婦人と息子さん、息子さんにとっておじい様かおばあさまのご法事かと思いましたが、お父様でした。明日はいい日になりそうです。と言っていただき、私の顔はほころんでしまったと思います。

　寂しさや悲しさをお持ちになりながら、きれいなお花を見て心が癒されていることに複雑な心境です。けれども、いたわり合う親子さん姿は美しく、大切な時間に関われたことを嬉しく感じました。