心だより
2022年8月
朝のお勤めに参列
2022-08-26
午前5時、身延山は鐘の音とともに一日が始まります。大きな鐘を若いお坊さんが全身を使って鳴らしていました。私は、比叡山延暦寺の朝のお勤めにお参りしたことがあります。宗派によっての違いを感じながら、けれども、目指しておられるものは一緒であることも感じました。
人々の安寧と世界平和・・世界中がコロナ禍という厳しい状況にあるはずですが、ロシアによるウクライナ侵攻は一層世界を不安にさせています。そんな半面、それぞれの宗教施設では、毎日祈る人々がいてくれる。そう思うことができるだけで、心が穏やかになれるように思うのは私だけではないように思います。
もし、このブログをご覧くださる方がいて、心が不安でいっぱいでしたら、本山といわれる場所に出かけてみてください。なぜ?本山かと言いますと、やはり境内の広さが違います。祈る人々も、地域の寺院よりも、多くの方が祈られています。そのような状況で、朝の澄んだ空気と、祈りをささげている人々とご一緒に手を合わせるだけで、心は穏やかになるはずです。
そんなことを感じていますと、覚林坊で「何妙法蓮華経」と、慣れたお唱えをしている男性がおられたので、「毎日お参りされているのですか?」とお声を掛けますと・・不思議不思議なお話をお聞きすることになりました。世の中には、偶然はありません。すべて必然のようです。毎日、お参りされている男性の不思議な話、それは何十年後かに必要とされるされるための苦難だったのでしょうか。私が男性とお話をする機会をいただいたのも、未来・・何らかのご縁があるからでしょうか・・
不思議・・不思議なことばかり・・
今はただ・・今、この瞬間に出会えたことに感謝です。