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心だより

2022年9月

日本と世界における女性労働者の現状

2022-09-07
 前回受けた講義は、とても衝撃的なものでした。よく、第一次ベビーブーム、第二次ベビーブームと言われますが、第三次ベビーブームはない・・ということを知っている方は少ないと思います。

 なぜ?第三次ベビーブームがないのかと言いますと、第二次ベビーブーム世代が子供を産む時期に、ベビーブームがなかったからです。まさに、私達世代が第二次ベビーブームです。グラフ化された説明と、事実がリンクして妙に納得しました。

ということは、人口減少は避けらないという問題が残ります。けれども、これ以上、出生率が下がらないようにすること。そのためには、結婚、出産に関わる根本的な問題を見つめなおすことを端的にご説明いただきました。しかし、社会問題ですから、理想通りにはいきません。そこで、個々の意識改革が求められわけです。

 様々な社会問題の根幹は、人・・ということに対する関心のなさではないかと思います。人としてこうあるべきという姿を問う前に、目の前にいる人、それは親であり、子であり、夫や妻、友人、人種の違った考えをもつ人々等々、すれ違う関わりのないすべての人に、大切な価値感があるはずです。それを認め合うということができたら・・もう少し、心をおおらかに保つことが出来るようになるのではないでしょうか。

 男女についても、能力のある女性を引き立てる心の広い管理職の方が大勢いてくれたなら、世界でジュエンダーギャップ指数が、116位などというブービー賞をいただかなくてもよいのではないかと考えます。

 私もある方の一言に驚いたことがあります。「奥さんはお茶を出してくれていればいいんだよ・・」と。その言葉は、ある意味誉め言葉にも思いました。私の入れたお茶を美味しく飲んでくださっていたことは嬉しく感じました。けれども、私の本当の魅力に気付いて下さっていない、または、気付かぬふりをしている・・様々思いが廻りました。それから、もっと絶望的に感じたことは、その意見が少数ではないということです。大きな社会問題として取り上げられているジェンダーという考えを、現実として意識している方が多くはないことを実感しました。

 未来には、負の遺産が多いと感じます。せめて、人と人の関係が今より少しでも良き方向へ進むよう、それに気付いた私は、日々の努力の積み重ねが大切だと思いました。



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