心だより
2023年5月
忍野村の富士山
2023-05-04
子供の頃から富士山について、山梨県と静岡県どちらが表富士か裏富士か・・というの話に、そんなことはどうでもいいんじゃないかと達観して冷めた私がいた。今でも、表か裏か、美しい角度はどこから見た富士山なのか・・それは、それぞれの美しいと思う所で良いのではないかと思っている。
忍野村に住まわせていただき毎日のように富士山を見ていると、忍野村の富士山に愛着を感じるので、どこから見た富士山が好きか問われたら、忍野村からの富士山と答える。忍野村から見た富士山の姿や景色の美しさを誰かに押し付けるつもりはない。
その昔、忍野村から見た富士山と湧き出す池の美しさに神秘を感じ、信仰の池として観光客を呼び込む環境を作った人がいた。その人がいなければ、今の忍野村はない。
現在でも、コロナに多くの観光地が疲弊していた中でも、忍野村に観光客がいないという日はなかった。今になれば、海外の観光客がかなり回復して、大型バスも良く見かけるようになった。コンビニにも、観光客を多く見かける。
忍野村にある忍野八海という湧水。富士山世界文化遺産の構成資産があるのは、大寄友右衛門という人がいたからだ。忘れないための努力を続けていきたい。