心だより
2023年8月
天の授かりもの
2023-08-09
朝からしとしと雨が降っていた。台風が来るかもしれない・・そんな不安もあった数日前、昨日は本当に良い天気だった。八海祭りと言えば、知る人ぞ知る花火が有名だ。天気が良くても、程よく風が吹かないと煙がたまり、美しい花火を見ることは出来ない。
最初から最後まで、パーフェクトだった。天候ばかりは天からの授かりものと聞く。仏様も、大寄友右衛門も、大寄友右衛門の呼びかけに応じて寄付を下さった身延の方々も、皆喜んでくださったのだろう。
京都から来てくださった皆さん、本日お帰りになられた。コロナが落ち着き、行事が復活しているお忙しいところをお越しいただき華やかにしていただいた。
感傷に浸る間もなく、お盆さんだ。なぜだろう・・お盆に対する感覚が、年々特別に思えてくる。人の生死は、多くの人々の人生を左右している。死に行くことにも、意味があるように思うのも、年を重ねて思うことだ。
授かっている様々な縁は、自分のためだけではなく、関わる人々に影響を与えている。今年も、様々な方と別れを告げた。いつか・・また違う世ですれ違う人かもしれない・・そんなことを思うと、お盆という行事を大切にしたいと思う。