アーティフィシャルフラワーと和雑貨のお店『結子』 伝統文化と親もう

　毎年、６月にお檀家さんと比叡山延暦寺に上がる。東円寺の本山は比叡山。自分の家の菩提寺の本山がどこであるのか・・興味のある方は知っていても、興味を持ってくれる方は少ない。そんな理由もあり、その年亡くなられた方を対象にした本山にご先祖様をお連れしようという団参をしている。

　その年に亡くなられた方だけではなく、毎年ご参加くださる方もいらっしゃるので、毎年、比叡山に行った後、京都近郊の様々な県に立ち寄っている。今年は、愛知県に・・熱田神宮、大河ドラマどうする家康のドラマ館に立ち寄った。

　団参を計画した当初は、旅行会社に行きたい場所などを話し、それを軸にして旅行プランを立ててもらっていた。けれども、なんだが味気ない。そんなことを考えるようになり、自分たちで、旅行プランを立てようと、主人と共に、団参の下見をするようになった。

　まず、旅行雑誌を買う。それから、ある程度行く場所を絞り込み、旅行会社に伝える。その近くの旅行会社お勧めのホテルを予約してもらい、日程を決めて下見をする。このような順番で下見が始まる。

　日中が長いということ、行事がないという理由から６月に団参をしている。６月の団参から帰ってくるとすぐに計画を立てて７月中に下見を終えている。今年は、行事が重なってしまい、今日になった。

　石川県に行きたいという要望があり、和倉温泉に行くことになった。千里浜なぎさドライブウェイは、砂浜を車で走ることができる特別な場所だった。様々計画を立てて、かかった時間を記入しながらの旅だった。

　ほぼ、毎日参加している安産祭りの練習をお休みして、けれども、主人も私も疲れが溜まっていることもあり、予定よりも早く宿泊ホテルに到着した。ホテルの方に、和倉温泉から近い所にお勧めの見学場所お聞きして、マップなどをいただいた。

　夕食も早めに済ませ、温泉でも入ろうと‥そんなことを話していると、お檀家さんが亡くなったとの知らせが入った。娘とお婿さんがいることで、ここ１０年ほどすぐに帰宅することは無くなった。自宅で葬儀をしたいた２０年ほど前は、親戚やご家族から亡くなられたとの一方が入ると、どこにいてもまず帰宅した。

　お盆を全力で走り切った後、家族旅行を計画した。まだ、娘が中学生だったと思うが、ホテルに到着して安堵したことでそのまま家族中が眠り込み、気付けば夕飯の時間になっていた・・そんな時もあった。懐かしく思い出しながらも、明日の予定も、早め早めに・・そんなことを話しながら、気付けば深い眠りに落ちていた。