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心だより

2023年8月

ここ数年

2023-08-23



 ここ数年で急増しているのは、ひとりの身の兄弟が亡くなり、お葬儀をどのようにすればよいのか・・という相談と、葬儀をしてあげる兄弟である。

 若い頃から、親兄弟に迷惑をかけて行方知れずになっていたが、亡くなった所の市町村の担当者が、親や兄弟を探して「〇〇さんが亡くなりました。ご遺体、または、お骨を預かってもらい・・」という連絡が入るというケースが多い。

 寺院に連絡が来るということは、連絡を受けた兄弟が何らかのお弔いをしてあげたいと思っている場合が多い。一般的に聞く話では、「その人とは関係ありませんので、困ります・・」 ということを役所の担当者に伝える人の方が多い。多くの場合、生活保護受給者で、亡くなった方に残っているものは負の財産である。亡くなるまでに間に住んでいた所の片付けなどもしていかなくてはいけない。

  そのように兄弟としての名乗りをあげてしまうと大変なことが分かっているのに、忍野村の方々は、様々な形でお弔いをしてあげる方が多い。夫の兄弟の場合、妻に遠慮しながら葬儀をしてあげる方もいる。遠い場所の場合、迎えに行く交通費や宿泊費、火葬するだけでも火葬代。病院に入院している場合は入院費。負担はかなり大きい。

 日々のニュースは、悪いケースを取り上げる場合が多いが、ここ忍野村では、奇特な人が多い。費用だけの問題ではなく、起こってきた問題を真摯に対応している人がいることも、何らかのニュースになればいいのに・・そう思うことがある。




アーティフィシャルフラワー
と和雑貨 結子
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