アーティフィシャルフラワーと和雑貨のお店『結子』 伝統文化と親もう

　昨年度より、伝統文化親子教室は土曜日と日曜日に開催することなった。一昨年、人数が増えコロナ禍対策で少人数制にしてほしいと教室をお借りしている施設側からの要望があり、２教室開催となる。

　土曜日、日曜日開催としますと、教室の日程を振り替えることが出来る利点があり、参加させる親の負担も軽減していたり、お花を準備するにも、負担が軽減した。

　この教室の運営は、保護者のご協力が不可欠。どのような場所でも、安心・安全が不可欠ですが、保護者のご協力は、良いことばかりである。

　自分がお稽古している時、枝を切る鋏の音が何とも心地よく、習い始めは鋏の音に気付いていたかどうかも記憶にありませんが、今は、パチっパチっという鋏の音を聞くと、その時間が穏やかに流れていることを感じ、幸せを感じている自分に気付いた。

　鋏の音を心地よく感じることができるまで、今この教室にいる子供たちが続けてくれるかどうか分かりませんが、この至福の時間に気付けることができたら、人生はより深まるのでは・・と感じる。

　美しさを追求するいけばなではなく、自然の中に生かされている自分と、いま、同じ時間生きている植物たちと向き合う穏やかな時間・・・思うようにならない世の中だからこそ、流れる時間を感じながら、移ろいゆく季節に思いを馳せる・・・伝統文化のお教室だけでは伝えきれないもどかしさを覚えながらも、誰かが華道人となってくれているといいな・・という淡い期待をもったりしている・・・